「あなぐまさんの読書ブログ」管理人のPantonです。
本日ご紹介する本は、第5回ネット小説大賞受賞作、天見ひつじ著『深煎りの魔女とカフェ・アルトの客人たち ロンドンに薫る珈琲の秘密』です。
イギリス、ロンドン、カフェ、コーヒー、魔法?もうこれだけでワクワクします。
10月5日発売『深煎りの魔女とカフェ・アルトの客人たち ロンドンに薫る珈琲の秘密』 著:天見ひつじ/イラスト:toi8(@toi81008 )
— 天見ひつじ (@izutis) September 15, 2017
「小説家になろう」掲載版に新規エピソード二編と新たなエピローグを加えた、コーヒーと焼き菓子、カクテルの匂い立つオムニバスストーリーです。 pic.twitter.com/ijMcZjrMB1
どんな作品?
舞台は20世紀のロンドン。大英博物館のあるブルームズベリーにひっそりと佇むカフェ・アルト。マスターのアルマが一人で切り盛りし、アルマの淹れるコーヒーや手作りの焼き菓子などを求めて紳士淑女が連日訪れます。様々な悩みや事情を抱えた人々は、落ち着いた店内でアルマと会話をする中で皆癒され、それぞれに気持ちを整理してお店を後にします。癒しあり、ほろ苦あり、それぞれのゲストにフォーカスした短編集となっています。
こんな方におすすめ!
感想
アルマの作るお菓子やコーヒーなどがとても丁寧に描写されており、「ロンドンのカフェ」という妄想が膨らみます。自宅でコーヒーを淹れ、茶菓子と共に楽しみながら読むことで、より物語に没入することができました。各物語はほっこりするモノからほろ苦いものまであり、どれも読みやすく、人々の日常をを淡々と描いているイメージです。魔女的な要素は決して多くは出てきませんが、最後は「魔法」に関する話も出てきて、読者のイマジネーションが試されるかもしれません。
まとめ
人々の日常にフォーカスした短編集でとても読みやすい作品でした。個人的に、こういうカフェがあったら「一人の時間をつくる場所」として常連になりたいかもと思いました。魔女や魔法といった雰囲気がそこまで多く出てこない点が、逆にリアルで良かったです(魔法を使える人がいるのなら、こんな感じで日常を過ごしているのでは、と)。
個人的には、「あ~最近少し疲れているな」という時に読むとホッとできる本になりそうです。皆様も是非、カフェ・アルトへ珈琲を飲みに行ってみてください。
今回も「あなぐまさんの読書ブログ」をご覧いただきありがとうございました。ではまた。